今日は、今年の発表会の課題曲にもなっている《ギロック・ファミリー》についてのお話です。
ウィリアム・ギロックはアメリカ生まれで、主に音楽教育分野で活躍した作曲家です。
ピアノ教師をしながら数多くのピアノ曲を作曲し、そのメロディーの美しさから「教育音楽作曲界のシューベルト」と称えられました。
心地よく流れるメロディーラインや独特のハーモニー、それを綺麗に響かせるペダリング、左右の手を有効に使う奏法などが用いられ、クラシックからジャズまで様々なスタイルを感じることができます。
高度な演奏技術を必要としない作品でも演奏効果が高く、叙情あふれる曲想。
《ギロック・ファミリー》と言うと子供向けだと思われがちですが、とっても音楽的で、作品によっては「大人が弾いてこそ素敵なんだろうな」と思うほどです。
そんなギロックですが、少年時代は譜読みが苦手で、耳コピで演奏していたと言います。その後音楽教育に携わるにあたって、「譜読みでピアノを挫折しないように」と考え、なるべく簡素な書法で作曲していたそうです。
そして「たくさんのレパートリーをを持ってほしい」と。
彼自身が苦労して音楽を学んだことが、作曲家としての大きな糧になっているのですね。
また《ギロック・ファミリー》の作品全般の特色としては、次のような点があります。
*標題音楽が多い
‥‥‥情景や気分、雰囲気をイメージしやすい
*音楽用語がイタリア語ではなく英語で書かれている
‥‥‥「Happily(楽しく)」「Lazily(だるそうに)」「Stealthily(こっそりと)」「Ghostly manner(幽霊が出そうな感じで)」といったような、慣用的な音楽用語の枠に嵌らない表現
ギロックを慕い、また彼によって見出された《ギロック・ファミリー》の作品、今年の発表会を機に色々と聴いてみてくださいね。
講師「おねい」
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