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「黒鍵と白鍵の歴史」

■2015/05/20 「黒鍵と白鍵の歴史」
「黒鍵と白鍵の歴史」
 画像は、ザルツブルクの『モーツァルトの生家』に展示されているモーツァルト一家の肖像画です。手元に注目すると…普段私たちが見慣れているピアノと、鍵盤の配色が逆になっています!どうしてでしょう?
 
そこで今回は、黒鍵と白鍵の歴史について書いてみます。
(ここでは、黒鍵=シャープ・キー、白鍵=ナチュラル・キーと書くことにします)
 
14世紀頃に生まれたクラヴィコードと呼ばれる鍵盤楽器があります。
いわばピアノの祖先のようなもの。
当時クラヴィコードは贅沢品でしたから、シャープ・キーは高価な黒檀(こくたん=黒色の木材)、ナチュラル・キーは安価な木の板か牛の骨が使われていました。
つまり、最初は現在と同じような配色だったのです。

しかし、ナチュラル・キーの表面が磨り減ったり、次第に黒ずんでシャープ・キーと見分けづらくなるなど、問題点もありました。
そこで代わりに使われた素材が象牙です。
黒檀も高価ではありましたが、象牙はそれ以上、金と同じくらい希少で高価なものでした。
数の多いナチュラル・キーすべてに使うとなると大量に必要になり、制作費も多くかかります。そのため、数の少ないシャープ・キーに象牙を使い、ナチュラル・キーには黒檀を使うようになりました。
こういった経緯で、白鍵と黒鍵の逆転が起きたのですね。
18世紀前半あたりまでは、この配色が一般的に用いられていました。
この時代に鍵盤楽器はどんどん発展し、チェンバロやハープシコードという名前になります。

18世紀後半になると産業革命やフランス革命が起こり、一般市民も富を持ち始めます。裕福さを誇示する方法として美術品などに凝る人が増えました。
鍵盤楽器も美術品のひとつとして、より贅沢に、ナチュラル・キーに象牙を使った高価なものが好まれるようになったのです。
その結果、またナチュラル・キーが白、シャープ・キーが黒の鍵盤楽器が多くなりました。


 
その他の理由としては、下記のようなものがあります。
◼︎視覚的に白い色は浮き上がり、黒い色は奥まって見えるので、上に張り出しているシャープ・キーを黒くした方が安定感を得られる。
◼︎白を主体とした明るい鍵盤の方が好まれるようになった。




現在も象牙の鍵盤のピアノはありますが、ワシントン条約により象牙の取引が禁じられていますので、合成樹脂の板を張り合わせて白鍵を作るのが一般的です。
 
 
講師「おねい」


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